5GやSNSなどの利用率の増加により、スマートフォンからYouTubeやTiktok、Instagram、Twitterなどのショート動画を見るのが当たり前になってきている昨今。
動画を活用して集客、採用や研修などを目的として、動画を導入する企業が増えているかと思います。
その一方で、動画を活用することでどんなメリットやデメリットがあるのか知ってから導入するのと、知らないで導入するのとでは、結果に雲泥の差が出てくることもあります。
今回はそんな動画を導入するメリット、デメリットをお伝えしていきます。
動画を導入するメリット
動画は写真や画像より”伝わる”
写真や画像は、一枚からその内容や印象(イメージ)を「静止的視覚」に訴えかけますが、動画は、「動的視覚」「静止的視覚」「聴覚」に訴えかけられ、短時間で多くの情報を伝えられることが可能です。
人の認識は、視覚からの情報が55%、聴覚は38%だと言われており、視覚情報と聴覚情報だけで93%を占めています。さらに動画は画が動くので、それを目で追うことで飽きずに見ることができます。
想像してみてください。
ステーキ屋さんの美味しそうなお肉が載っているチラシと、
ステーキを焼いて、ジュワッ〜っとしている動画。
どちらが美味しそうに感じましたか?
ターゲットや目的によってはチラシや写真や画像がいい場合もありますので、どちらが良い、悪いと言うわけではありませんが、美味しさがイメージできるのは動画ではないでしょうか?
さらに、1分間の動画はWEBページの3600ページ分の情報量と言われている研究結果もあり、多くの情報を伝えることが可能です。
動画は写真や画像より”印象に残る”
ただ”伝わる”だけでなく、前述の「視覚」「聴覚」との関係で、”印象に残る” ”記憶に定着しやすい” のが動画のメリットでもあります。
Supershipの調査によると、動画広告は静止画広告に比べて、広告認知度は1.6倍、広告理解度は1.8倍、利用意欲に至ってはなんと約7倍も効果が高かったという結果が出ました。
参考:動画広告の効果的な活用方法 ~最新事例から見る動画広告をターゲティングに活かすには〜 #Japan IT Week 関西 講演レポート|Supership
(https://supership.jp/magazine/product/1900/)
SNSで拡散されやすい
こちらも「視覚」「聴覚」と同様に、手を止めて見られる可能性が高くなります。
Twitter社は、「動画を載せたツイートは載せていない物に比べて10倍エンゲージメントする傾向にある」と公表しています。※参考記事:https://business.twitter.com/en/blog/creating-video-content-with-your-phone.html
SNSは、そのSNS上にどれだけ、留まらせたか(視聴維持率、滞在率)が重要でありますが、動画コンテンツにすることにより、滞在率を上げることにもつながりアルゴリズム的にも良い影響を与えます。
よって、動画は見てもらいやすく、拡散されやすくなっています。
拡散されると※サイテーションにもなります。
※サイテーションとは
ネット上で企業名、店舗名、電話番号、もしくはWebサイト名などを言及される行為のことで、SEO対策にもなります。
Twitterなどテキストのみのコンテンツと差別化を図るためにも非常に有効です。
SEO対策になる
SEOとは
「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称で、GoogleやYahooで検索をした際に、検索順位を上げるための施策のことです。
「SNSで拡散されやすい」でも記述しましたが、SEO対策も滞在率が重要であるとされています。
滞在時間が長いほど、その記事は良い記事である可能性が高く、検索順位を上げてくれます。
よって動画をwebページに埋め込むことにより、滞在時間も伸びてSEO対策になります。さらに、YouTubeに動画コンテンツをアップロードしたものを埋め込めば、Googleの検索結果にも反映され、さらに検索結果の「動画」からの流入も見込めます。
Googleも以下の見解を示しています。
動画は、ウェブ上に作成され利用されるコンテンツのフォーマットとして普及を続けており、Google は、何百万ものさまざまなサイトから動画をインデックス登録してユーザーに配信しています。動画は、メインの検索結果ページ、動画検索結果、Google 画像検索、Discover など、さまざまな場所に表示されます。
GoogleSearchConsoleヘルプ「動画のベスト プラクティス」
この動画コンテンツが良ければ、外部リンクの獲得やSNSのシェア拡散により、サイテーション効果まで得られよりSEO対策になります。
コスト削減
動画の活用方法は、広告だけに留まりません。
採用、教育、研修、CS(顧客満足度)の向上など、あらゆる目的に活用することができます。
例えば、
- 採用ページに「社員インタビュー動画」や「施設案内動画」「社員の1日密着動画」を埋め込むことにより、より会社のことが伝わり、会社をよく知った上で働きたい人材が応募するので、会社説明会や面接時間を短縮。
- 教育/研修動画の制作で、毎年かかっていた説明する人件費の削減。
など動画を活用することにより、コスト削減にもつなげることができます。
ところで、採用にかかる費用はご存知でしょうか?
企業規模にもよりますが、一人採用するのに、50万〜100万円のコストがかかっています。
このコストを下げることも動画は可能です。
情報伝達が均一
さらに、文章は一人一人個人で読みますが、動画は1人でも複数人でも視聴することができるので、同時に多くの人と視聴体験を共有できる点も、情報伝達として優れている点です。
ですので、誰もが同じ時間に見終わり、わかりやすいから理解度も均一にすることが可能で、マニュアル動画や研修動画などで効果的です。
しかも教える人により、教える内容やニュアンスが異なることで起こる認識の違いを防止でき、尚且つ動画は時間が決まっているので、時間管理が容易にできるのもメリットです。
動画を導入するデメリット
動画編集できる人材がいない
まずは、動画を作るにあったてのフローを簡単に確認してみましょう。
どのような目的で動画を作るのか、またどのような企画や構成にすると、視聴されるのか。
撮影場所は?
キャストは?
絵コンテは?
必要な機材は?スマホでの撮影か、カメラでの撮影なのか。
照明やマイクなどの使い方は?
FPS、SP、F値、WBは適切か?
4K?Full HD?
スマホアプリで編集?プロが使用する編集ソフトで編集?
・カット(間合いなど適切にカットしているか?)
・テロップ(見やすいテロップか?フォントは適しているか?デザインは?)
・画像、アニメーション
・音声の挿入、調整(音はクリアに聞こえるか?、BGMが大きくないか?)
・色味調整(不自然ではないか?)
YouTube、Instagram、Tiktok、Facebook、Twitterの再生回数、フォロー、チャンネル登録してもらうための適切なアップロードの仕方は?
その動画を作って、どれだけの効果が出たの?費用対効果は?
などなど簡単ではありますが、このようなフローを踏んで、動画が作られます。
今は、スマホでも十分綺麗に撮影ができて、スマホアプリを使えば誰でも編集できるようになった時代。
しかし、広報に動画編集をしてと急に頼んでも、広報も最初は素人。
企画、構成、撮影、編集を勉強、覚える時間。
そのコストは会社が負担しなければなりません。
動画制作できる人を雇うにも時間がかかります。
クオリティが低いとブランド価値が下がる可能性
動画を初めて作る方が効果のある動画を制作することはかなり難しいです。
ただの自己満足な動画で終わっては人件費や動画にかけたコストが無駄になってしまいます。
さらに、もし、かっこいい、かわいい、美しい、高級、などのブランドイメージが付いている場合、クオリティが低いものを制作すると、そのブランド価値を自ら下げてしまうことにもなりかねません。
コストがかかる
「動画編集できる人材がいない」でも記述させていただきましたが、はじめて動画を制作する人は勉強したり、覚えたりするだけで、何ヶ月も必要です。
さらに、外注するにしても、プロモーションの動画を制作するだけで、制作会社に頼むと30万〜100万程度の費用感になります。
まとめ
今回は動画を導入するメリット、デメリットを記述させていただきました。
動画で企業のさまざまな課題を解決でき、メリットがかなりあるので、動画を導入して見てはいかがでしょうか?
その一方で、
動画制作は敷居が高い…
外注するにはコストが…
社内で回したいけど何から手をつければいいかわからない…
そんな方には、エタークリエイションにご相談いただければと思います。
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